【産後入院3】産後の面会のタイミングは?すぐに来ないでほしかった義家族の言葉

出産翌日に、赤ちゃんがうまく呼吸が出来ていないという理由で離れ離れになった私とムスコ。

こんにちは、食いしん坊主婦・あゆ~ばです!

前回の記事では、私はそのままマザーズ高田産医院で入院、ムスコはマザーズが連携している横浜労災病院へと転院していった…というところまでを書きました。

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救急車での様子

ムスコの横浜労災病院への転院は、旦那と、一人の助産師さんが付き添って救急車での移動となりました。

救急車内では、助産師さんがムスコの入った箱を両腕で抱えこむようにしながら(もちろん固定はされている)、ムスコに声を掛けてくれていたそうです。

救急車といえど、車体は揺れます。産まれたばかりの赤ちゃんには、ものすごい衝撃とストレスだと思います。しかし車体がガタンと揺れムスコが泣くと、救急救命士の方が「おい!もっと静かに走れ!」と運転しているお仲間に声を掛けてくれて、揺れを少なくして運転してくれたらしいです。

関わった人達みんなの優しさに支えられ、私達夫婦の心は救われていました。旦那は救急車の中、なぜだか涙が止まらなかったと言っていました。

辛い相部屋

旦那とムスコがマザーズを離れた後、私は相部屋のベッドでぬけ殻のようになっていました。

しばらくすると、新しい相部屋の方がやってきました。体調があまりよろしくないようで、赤ちゃんは病院側でみてもらっていましたが、助産師さんとの会話で、後で面会の方達が来ることが分かりました。

面会は旦那さんとそのご両親だったようで、そのときだけ赤ちゃんが相部屋に来ていました。意外にも、よその赤ちゃんの声を聞いても辛くありませんでした。羨ましさはあったけどね。それよりも、面会の人達の存在を感じるほうがよっぽどストレスだった!べつにうるさくされたわけでもないのに、人がいるっていうただそれだけでなんかすごく嫌だったなぁ💧

相部屋は、心境ひとつで居心地が良くも悪くもなる、という結果になりました(^.^;

涙が止まらない

色々考えると、不安と寂しさで涙が止まらなくなり、声を押し殺して度々泣いていました。ただでさえ産後直後で情緒不安定なのに…。

しっかりしろ、お母さんだろ!と何度も自分に言い聞かせ、天井を見上げ、深く息を吐き出すことに集中していました。

それでも、溢れてくるものは止められず。あきらめて泣いてしまおうか…と気持ちが緩んで泣いている時にかぎって、部屋に助産師さんが入ってくるっていう…^^;

優しい助産師さん達

助産師さんは一瞬驚いた顔をして、すぐに「そうだよね、辛いよね💦」と言って、肩をさすってくれました。

たぶん、私が先生の話を冷静に聞いたりしていたから、まさかの涙に驚いたのだと思います。このときの助産師さんには、破水してマザーズに来た瞬間から、かなりお世話になりました。産前も産後も、助産師さんの存在って本当に大きいです!

病院を決めるとき、助産師さんたちがいかに優しいかというポイントは重要だと私は思います。

その後、違う助産師さん達も私を気遣ってくれているのがすごく分かりました。相部屋の隣の方の赤ちゃんが部屋に来たときに「あゆ~ばさんごめんね💦」とか「大丈夫?」とか、隣の人には聞こえないようヒソヒソと声を掛けてくれました。

食事が喉を通らない

ムスコが労災に行ってから数十分後、お昼ごはんが運ばれてきました。

その瞬間「え、私こんな状況なのにご飯食べるの?」って思いました。そんなの当たり前じゃんねぇ(笑)でも一瞬、本当にビックリしたんですよ、ご飯が運ばれてきたことに。それくらいムスコのことで動揺してました^^;

この日のお昼ごはんは…

  • かやくご飯
  • ポテトサラダ
  • とうもろこしの茶碗蒸し
  • お吸い物
  • 白身魚(味付けは忘れた)

全部ちょっとずつ箸をつけました。

こんな時でも美味しいという感情はあるんだなぁ…と思ったことを覚えています。美味しかったのに…食いしん坊の私も、この時ばかりは食事がなかなか喉を通りませんでした。実際には喉ではなく、辛くて胸が苦しいから詰まっちゃう、といった感じでした。

本当はそんな状況でも、母乳をつくりだす為にちゃんと食べたほうが良いんですけどね!それこそ赤ちゃんの為になるんですから☆でもこの時の母はまだ弱かった…すまん、ムスコよ。

後悔した出産報告

午前中は暇だったので、友人たちに出産報告をしていました。

先生に話を聞いてからの「おめでとう!」という友人たちからの返信に、また涙してしまいました。

しかも「何があるか分からないし、報告は退院してからのほうが良いかな…?」って、出産報告するかどうか悩んだうえで連絡していたので、より後悔しました。退院してからだと余裕が無くなるだろうから、今のこの時間を使って連絡しておいたほうが良いかなって思ったんですよねぇ…。

NICU経験者の友に救われた

出産報告した友人の中に、子どもが未熟児で産まれてNICUでお世話になっていたという先輩ママがいました。

その友から返信が来た時に、おもいきって現状を話してみました。

「昨日の今日だし心配だよね。でも、私は病院でしっかり検査したほうが安心したよ。赤ちゃんが元気なら大丈夫だよ!思い詰めないで今はゆっくり体を休めて、周りは気にせずにね💦って言われても不安だよね、気持ちはすごく分かるよ、私もそうだったから。不安な気持ちとか、辛いときとか、私で良かったら連絡してね、いつでも。」

この返信に、どれだけ心が救われたことか✨(;_;)

私はこのとき、実際のNICUがどんな雰囲気のところなのかを全く分かっていなかったので、経験者のその当時の気持ちを載せての励ましは、本当に心を和らげてくれました。感謝しかありません。

面会に来た義家族

15時頃、労災での手続きやらお話やらを一通り終えた旦那から連絡がありました。

旦那
あとでうちの親と兄弟があゆ~ばの面会に行くって言ってるんだけど、大丈夫?💦

大丈夫なわけねーだろ!!!!!

しかし、もうマザーズに向かっているという義両親達。それ聞いて「来んな」とか言えなくね?(-_-;)

赤ちゃん居ないのに、心身ともにボロボロになってる私にわざわざ会いに来るなんて…何をどう考えたらそうなるかね…ただでさえ辛いのに怒りまでプラスされるとはね。

そしてやってきた義両親と義弟一家。一緒に車で来たようですが、最初に義両親が来て、入れ替わりで義兄弟が入ってきました。

どちらも、ものの2分程で帰ってくれるという気遣いはしてくれました。

義父の「大丈夫」に救われた

義父が帰り際に「あゆ~ばちゃん、大丈夫だからな。」と言ってくれました。

普段の私の性格からすると、何を根拠に…と思ってしまいそうな言葉ですが。性格悪いっすね~💧

でもこのときの私には、ものすごく響く言葉でした。
本当に不安でしかなかったから、根拠はなくとも「大丈夫」というこのたった一言がものすごく私を救ってくれました。さっきまでの怒りがどっかいっちゃう程だった(笑)

義妹の「今のうちに…」に沈まされた

義妹は先輩ママなので「今のうちにしっかり休んでください!本当に寝られなくなるんで💦」と気遣ってくれたのですが…この言葉は、私の気持ちを一気に沈ませました。

寝られなくても良い!私は赤ちゃんと一緒に居たいの!

強くそう思ったことを覚えています。

義妹は、優しいアドバイスをくれたんですけどね…。

親戚の赤ちゃんは無理

相部屋はもちろん、マザーズの中で聞こえる他人の赤ちゃんの存在で、気持ちが辛くなることは全くありませんでした。

でも、親戚の赤ちゃんは無理だった(;_;)

マザーズでは12歳以下の面会は禁止されているので、義兄弟が面会に来ている間は、義両親がマザーズのロビーで孫をみていたようで、入口まで見送りに行った旦那が写真や動画を撮って見せてきました。

それがすごく辛かったです。

しかも旦那がその子と遊んでる姿とかもあって、すごく腹が立ちました。

抑えていたものが溢れ出て、旦那に怒りをぶつけました。

「自分の子が大変な時に、よくそんな笑顔で他の子と遊べるね!なんで?こんなボロボロな時に面会なんか来てほしくなかったし、親戚の子の姿も見たくなかった!あなたが笑顔でその子と遊んでるのもすごい嫌!!」

病院、まして相部屋なので、小さな声でキレました(笑)

旦那は「子どもと遊んであげたら兄弟が喜ぶと思ったから。」と言っていました。

自分の子が大変な時に、人を喜ばせようと思えるくらい旦那は平気でいる。なんで?どうして一緒に心配したり不安になったりしてくれないの…??という気持ちで私はいっぱいでした。

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赤ちゃんの面会に行けるかも!

翌日、私の体の検査をして、問題なければ労災病院にいる赤ちゃんの面会に行かせてもらえることになりました✨

そのことで気持ちの切り替えが出来た私は、晩ごはんはしっかりと食べました!

この日の晩ごはんは…

  • 白米
  • 照焼きチキン
  • サラダ
  • おから
  • お味噌汁
  • きゅうりの酢和え
  • グレープフルーツゼリー

赤ちゃんに母乳を飲ませる為に!

母乳パックというものやスポイトのようなものに母乳を入れて、凍らせておくという母乳の保存方法があります。

赤ちゃんに直接おっぱいをあげられない私は、その凍らせた母乳を保冷バックに入れて労災病院に持って行き、その母乳を解凍して哺乳瓶に移し替えて赤ちゃんに飲ませる。ということになりました。

産後10日程の母乳は「初乳」と呼ばれ、栄養が濃いんですって!
だからマザーズの助産師さんも労災病院の助産師さんも、たとえ少量だとしても是非赤ちゃんに飲ませてあげてください!と言っていました。

2リットルの水分補給

母乳を出すためには水分が必要☆

ということで、1日2リットルの水分補給を宣告されました(^.^;

私は元々水分を摂るほうだと思うのでそんなに苦ではなかったですが、そうじゃない人はけっこうキツイ量ですよね💦

500mlのペットボトルの水を、毎日旦那に買ってきてもらっていました。

初めてのおっぱいマッサージ

この日の夜、初めてのおっぱいマッサージが行われました。

聞いてはいたけど、なかなか痛いっすねー(¯―¯٥)

しかも母乳、全然出やしない(¯―¯٥)

助産師さんは、今回は初めてだからと言ってくれましたが、明日赤ちゃんの面会に行けたとしてもこの量じゃ母乳あげられない?って感じでしたよ。ほんとなかなか出ないから、おっぱいから、かろうじて出てきた母乳の雫を、助産師さんがスポイトみたいなもので直接吸い取ってた^^;

この日のおっぱいマッサージはこれでおしまいでしたが、翌日の夜からは2時間おきのおっぱいマッサージが始まりました(=_=)

寝るに寝られなくて辛かった(´-﹏-`;)けど、赤ちゃんの為だと思えば弱音を吐かずに頑張れました!心のなかではけっこう言ってたけど(笑)

まとめ

無事に出産しても、その後に何が起こるか分からない。

そんなこと考えたくもないですが、ありえてしまう現実。すごく辛くて不安で、なんでこんなことに…と思いました。

本来なら、同室に居る赤ちゃんが泣いたら私は起きて、オムツ替えたりおっぱいあげたり抱っこしたりして過ごすはずでした。たぶん、2時間おきの母乳マッサージなんて屁のカッパに感じるくらい大変だったろうなと思います。

そして産後入院中の面会!

個人的には、出産当日と翌日の面会は控えてほしいもんだなと思いました(´-﹏-`;)
自分の親ならまだしも、旦那さん側のご家族は気を使ったほうが良いかもしれません。

そして…優しいアドバイスも、場合によってはキツイ一言に変えてしまうということを学びました。特に産後はナーバスになりやすいので…。人によるのかもしれないけど。

この続きはこちら
【産後入院4】横浜労災病院NICUの雰囲気と赤ちゃんの面会

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