こんにちは、食いしん坊主婦・あゆ~ばです。
19歳の冬、私はパニック障害のような症状を起こしました。
昨今、学校のいじめやブラック会社での労働を苦に、自ら命を絶たれた方のニュースを耳にします。それに対し「なぜ周りに相談しなかった?」「なぜ会社を辞めなかった?」という声を耳にすることもあります。
また「相談したらいじめがもっと悪化するかもしれない」「相談したところでどうにもならない」「会社を辞めてどう生活していけば良い?」そういう思いがあるから、相談したり辞めたり出来なかったんでしょ、と思っている人が多いかもしれません。
でも、私はそれだけが原因だとは思いません。
パニック障害になった時に、実際に私が感じたことは違ったので。
もちろん…本当のところは 亡くなられたご本人にしか分からないことですが…。
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Contents
昔から環境の変化に弱かった
私は環境の変化に弱いと思います。
幼少期からを振り返って、パニック障害になりやすい性格なのではないかと考えてみました。
保育園時代
保育園に入園したとき、6月頃になって急に行くのが嫌になり毎朝泣いて登園していました。
「なぜお母さんと離れなくてはいけないの?」
それが急に分からなくなり、母と離れることに不安を抱くようになりました。そのうちにその気持ちは自然と弱くなり(消えはしなかった)卒園することが出来ました。
小学校低学年時代
小学校に入学すると、保育園の時のような理由で泣くことはありませんでしたが、私はすぐに鍵っ子になりました。常に誰かと居たい気持ちが強まり、出来るだけ友達と遊ぶようにしていました。
小学校高学年時代
途中で転校しました。
転校が理由ではありませんが、この頃私はものすごい恐怖に落ちていて、家で一人で居るのがたまらなく不安でした。かと言って、転校当初は、友達と外で遊ぶことも怖くて出来ませんでした。親と一緒に買物に行っても、親とショッピングカートの間に入るというとても邪魔くさいことをして怒られていました💧
でもそれくらい怖かったんです💦
怖かった理由はあるのですが、それはまたいつか…。
中学校時代
中学校に入学すると、他の小学校の人達との温度差(前のめりな性格の子が多かった)にストレスを感じ、夏休みが明ける頃には8kgも体重が落ちました。根は食いしん坊な私ですが、学生時代はちょっとした事でご飯が食べられなくなるほどピュアでした。
高校時代
高校に入学する頃には、だいぶ図太くなっていました(笑)が、彼氏が出来た・彼氏と喧嘩した・彼氏と別れたという恋愛のことで、体調がかなり左右されていました。
フリーター時代
高校を卒業して、私はフリーターとなりました。
学生時代の友人達との生活の違いに、焦りと寂しさを感じていました。
その頃の詳細はこちらをご覧ください↓
・フリーター無職で何が悪い!就職してなくてもダメ人間ではない!世の中は考え方一つで生き方が変わる
新しい職場
友人達との生活の違いに焦りを感じた私は、せめて時間帯だけでもと、卸業の会社で事務のバイトを始めました。そしてこのアルバイトで、私はパニック障害を引き起こしました。
営業さんが発注をかけてきた品を確認
↓
袋詰め
↓
パソコン入力
↓
金額の確認
↓
箱詰め
↓
配送の手続き
↓
取引先に連絡
私の仕事内容は上記のようなことで、これといって難しいものではありませんでした。
時間は9:00~18:00。休憩は合計1時間。
「未成年には残業させないように」と社長から言われていたようで、私は必ず定時上がりでした。
休みは週2。日曜日の他に、好きな日に1日休むことが出来ます。
今思い返しても、なかなか良いバイトだった気がします。
人間関係は、私はこじれてはいませんでしたが、個性の強い人がとても多く、自己主張の強い人が大半な職場でした。そして、まったく楽しくなかった。
生活と環境の変化
高校を卒業してからの半年間、昼間はゴロゴロして夕方から原チャでバイトに行く生活でした。
それも週3~4日だけ。
時間帯が夜ということで、周りのほとんどが学生かフリーター。
その生活が一変。
7時台に家を出て、通勤ラッシュの電車に揺られ、朝から夕方まで働いてちゃんとした時間に晩ご飯を食べる。
しかも急激に安定した給料が入るようになったので使い方が分からず、実家暮らしだったこともあり、給料の半分以上を貯金していました。
- 規則正しい生活
- OLのような勤務時間
- 安定したお給料
- 両親健在
- 実家暮らし
こうやって書いてみても、文句のない贅沢な生活に感じます。
なのになぜ精神病に…
私にもハッキリとは分かりません。
やはり、仕事が楽しいとは思っていませんでした。
職場の人達の我の強さが苦手でした。
朝の通勤ラッシュが嫌いでした。
早起きが苦手でした。
みんながやっている当たり前な生活ですが、考えてもこれくらいしか出てきませんでした。
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パニック障害の始まり
それは突如やってきました。
寝起きで急にやってきた不安心
あれは、事務のバイトを始めて3か月が経つ頃の事でした。
仕事に行くためいつも通りに起きると、なんだか気持ちが沈んでいました。
胸がドキドキと不安な音を立てていました。
日常生活のすべてが怖い
支度をして家を出ると、颯爽と歩いてる周囲の人達がとても怖く感じました。
なんだこの感覚…と思いながら駅まで行くと、駅前のロータリーでバスから降りてくる大量の人達を見て、言葉では表せないほどのものすごい不安に襲われました。
平常心を保とうと思うのですが、手が震えだし、改札の向こうに行くのがたまらなく怖い…。
でも何が怖いのか自分でも分からない💦
ちょっとした気持ちの勢いで改札を通りホームまで行きました。
電車がホームに入ってくる瞬間の風も音も、死んでしまうのではないかというような不安心でいっぱいになりました。
電車のドアが開くと大量の人が降りてきて、それなのにまだ大量の人の中に必死に体を押し込めます。電車内でぎゅうぎゅうになり人の顔が見えなくなると、少しホッとしてる自分がいました。
駅で電車のドアが開くたび不安になり、目的の駅が近づくたびに不安は増していきました。
目的の駅は大量の人が降ります。ドアが開くと押し出され、人の波に乗らされ改札まで行きました。
心臓の音はずっと強く、不安心に拍車をかけていました。
職場まで徒歩15分ほど、オフィス街のため足早に歩いてるスーツの人達だらけです。
車の音も怖い。
職場に着けば少しは落ち着くかと思ったのですが、ずっと気持ちは沈んだまま、不安なままでした。
私の班の優しい女性チーフが異変に気づき「あゆ~ば顔色悪いけど具合悪いの?無理しなくて平気だよ?」と声をかけてくれました。
「具合が悪いというか精神がおかしい」とは言えず💧「すみません、早退させてください」とお願いしました。
朝とは違う少し落ち着いた街並みを歩き、朝とは違う空いている電車に揺られ、私は帰りました。帰りは手の震えは消えていたものの、謎の不安な気持ちは消えないまま…。
朝が来るのが怖い
そしてその夜。
布団に入ると、今朝のことを思い出し、朝が来るのが怖いという感情が出てきました。
私はそれから毎夜毎夜「朝が来る…あと何時間で朝が来る…」と恐怖におののいていました。
朝になり昼になると「もうすぐ暗くなってそしたらまた朝が来る…朝が来る…朝…怖い…」と日に日にヒドくなっていきました。
朝になると、カーテンの隙間から漏れてくる朝の光が怖くて仕方ありませんでした。
私は段々と、仕事に行くことが出来なくなりました。
追記
続きはこちらをご覧ください↓
・仕事が原因で精神病パニック障害の症状?手の震え 吐き気 人が怖い!謎の不安心で仕事に行けなくなりました